台湾・中国文化大学地質コースの学生が沖縄島巡検を実施(2016年7月4日〜8日)

2016年7月4日〜8日、台湾の北部、陽明山の山腹に位置する中国文化大学の自然科学部・地質コースの学生(14名)と教員(4名)が初めて沖縄島巡検を行いました。新城教授が引率し、地学系からも院生と学部生、合わせて4名が参加し、交流を深めました。南部の琉球石灰岩と地下ダム、玉泉洞、斎場御嶽、首里城、読谷村の琉球石灰岩採石場、残波岬、恩納村万座毛、名護市天仁屋の嘉陽層、本部半島の古期石灰岩採石場、瀬底島琉大熱生圏センターなどで、露頭観察や施設見学を行いました。また最終日には、琉大本部棟にて同学部と琉大理学部との部局間交流協定調印式も行われました。来年度は地学系の学生による台湾巡検を検討しています。
南部の米須地下ダムの見学の後に、近接する海岸で湧水の様子と海岸地形の特徴を観察しました。
首里城にて。沖縄の歴史、首里城周辺の地形や地質、城壁石材や湧水の仕組みについて学びました。
名護市天仁屋の海岸。嘉陽層の砂岩・泥岩互層からなるタービダイト(海底混濁流堆積物)層を観察し、地層の上下逆転の証拠を示す部分について議論しました。
嘉陽層の生痕化石がみられる露頭で、化石のでき方と地層の逆転の判定法について学びました。

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