琉球大学医学部精神病医学分野

教授あいさつ

ご挨拶

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精神医学は、時代の趨勢や社会状況との間で相互作用する言わば生きた学問です。その診断学および治療学はおよそ10年も経てば随分と様変わりしてしまい、絶えず知識や技術のアップデートを要求されることとなりますが、そこが精神医学の魅力の一つであるともいえましょう。

琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座では、各種精神疾患の、過去の歴史的経緯を踏まえつつ、いまここでの現状の問題を見極め、そして、これらの近未来的な展望を見据えて、時代を少し先取りした診断や治療を可能とする臨床・研究・教育の実践に日々取り組んでいます。私自身も、2003年4月に弘前大学神経精神医学講座から異動し、小椋力初代教授の後任として琉球大学精神病態医学講座に赴任して以来、臨床面では、新たに児童思春期専門外来を担当したり、成人発達障害の患者さんの診療に携わることが多くなり、研究面では、本業であった臨床精神神経薬理学的研究のみならず、自殺予防に関連した社会精神医学的研究や精神療法の合理的選択を志向する心理学的研究に関与する機会が増えました。色々な分野に首を突っ込んでみるのも楽しいものですし、自分の守備範囲がどんどん広がっていくと、また見える世界も変わっていきます。

 

「変わらずに生き残るためには、変わらなければならない」という映画の台詞があります。虹の向こうに何があるのか分かりませんが、新たな精神医学に向けて挑戦したい方や変化を怖れず楽しんでいこうと思う方は、ぜひ、当講座の門を叩いてみてください。フットワークが軽く共に学べるスタッフとともに皆さんをお待ちしております。

琉球大学大学院精神病態医学講座教授 近藤 毅

臨床・研究・教育の紹介

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琉球大学医学部附属病院精神科神経科には、外来・入院とも多種多様な患者層が訪れます。
島嶼地域である沖縄県における唯一の大学病院ということですので、自立した医療圏の最後の砦として、入院を要する児童思春期例や摂食障害の患者さんを一手に引き受けたり、成人期発達障害の確定診断や治療抵抗性気分障害の入院治療についても大学病院の役割として大きな期待が寄せられています。今後は、精神病リスクのフォローアップや勤労者の復職支援外来など予防精神医学や社会復帰に貢献する専門外来を新たに構築する必要もあると考えています。

医学教育においては、精神科といえどもクリニカル・クラークシップに準じた臨床実習を行っており、学生が患者さんとダイレクトに接する機会が多く、また、シミュレーション演習を積極的に取り入れた参加型実習が主体となるため、必修ローテーションおよび選択実習のいずれにおいても学生からの評価や満足度はかなり高いものとなっています。医学生間でも、経験のある上級生(1か月の選択実習)が下級生(2週間の必須ローテーション)にアドバイスを行うといった形の、文字通りの屋根瓦方式が少しずつ目に見える形で定着しつつあります。

大学院医学研究科精神病態医学講座においては、伝統的に精神生理学グループ、臨床精神薬理グループおよび社会精神医学グループが存在しており、平成26年度からは新たに臨床心理学グループが加わり、各研究グループが独自に勉強会を開いていますが、会への参加に関しては所属にとらわれない自由往来を原則としています。また、その他に、研究グループ横断的に、難治性気分障害の治療反応指標の同定と新規治療の開発、復職支援に向けた客観的エビデンスの創出、および、摂食障害の長期予後への影響因子の検索、など研究別にプロジェクト・リーダーが主導するリサーチ・ミーティングが持たれ、誰もがセクショナリズムのない包括的な研究を立案することが可能となっています。

当講座の臨床・研究・教育の生命線は、その躍動感とフレキシビリティーにあると考えています。

琉球大学大学院精神病態医学講座教授

近藤 毅

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