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琉大の先生たちが届ける3つのおもしろ話♪

 

  琉球大学で言語学・コミュニケーション学を教える兼本円、島袋盛世、高良宣孝の3名が無料の出前講座を平成26年度から沖縄県内各地で始めました。
 きっかけは、平成25年度より「ちゅら島の未来を創る知の津梁(かけはし)」事業における琉球大学サテライトキャンパスが設置され、学生・地域住民・教員参加型による講座が充実したことによります。琉球大学で異文化コミュニケーションを教える兼本が "それならば、大学施設から遠く離れた離島の皆さんへと異文化をテーマに触れ合いたいと考え、単身で宮古高校に訪れたのが始まりです。

 現在は「琉大トリオ」と呼ばれる英語文化専攻所属の3名の教授陣が、「同じ英語でも国によって変わる表現」や「日本語、英語、しまくとぅばの発音の違い」などを知る楽しさを沖縄県内外へ伝えています。
 今後もチームワークの良さで、互いの研究を続けながら、フィールドワークとして地域貢献を続けてまいりたいと思います。
 

 
 私共3人は「ことばと文化を楽しもう」を講話・講演の趣旨としています。
島袋が地元沖縄のことばの音声の面白さを、高良が「世界英語」の面白さを、兼本が「異文化・自文化理解」することの楽しさを担当しています。いずれも、小学生から大人まで楽しめる内容になっております。小学生に話しをすることの理由は、柔軟な心と頭脳を持っているうちに、身近な「楽しさ」を経験していけば、沖縄のことばも生涯を通して勉強していける、また、その価値があることを実感できるのではないかと考えているからです。
 
 「世界英語」はまだ馴染み深くはないことばかも知れませんが、短く説明しますと、ネイティブ以外の人々が使う英語の多様性に注目して英語を学ぶ考え方です。「異文化理解」では、語学学習と文化理解を同時進行で学習して、文化に優劣がないことを実感するものです。一般の方々への講話の目的はご家庭で「ことばと文化の楽しさ」を教える主人公は両親と祖父母であると捉えて、それを実践して頂こうということです。
 
  私共の講話・講演を通して多くの皆様に金子みすゞさんの詩にあるように、「みんなちがって、みんないい」を楽しみながら、学び、実践して頂きたいと願っております。

 

 

 
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