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昆研日記

2010年10月28日(木)
Jiriさんセミナー

昨日は,ノースキャロライナ州立大からキクイムシの標本採集で来沖されているJiriさんのセミナーがありました.これまで漠然とした知識しかありませんでしたが,Jiriさんの研究内容は分類学から始まり,系統進化,遺伝学,行動学まで多岐にわたる内容でした.性決定が半数倍数性だったり,共生菌との複雑な相互関係等々,講演を聴きながら研究の夢が広がっていきました.身近な害虫でも,まだまだやるべき事は沢山あります.

セミナー後は,Jiriさんを囲んだささやかな食事会が開かれました.参加者総勢4名!鮮魚の美味しいお店だったので,みんな参加すればよかったのに…(写真を見て羨んで下さい)

あと行動学会まで3週間になりました.これから細々とした準備がはじまります.かぜひかないように乗り切りましょう!

2010年9月13日(月)
久しぶりの更新 & 初めて書き込みます

秘書のN護さんがこちらを離れて以来,全く日記の更新がありませんでした.その間ゲストのセミナーも何度かありましたが,要旨掲載を含めサボりっぱなしで,このページをご覧になっている方々に申し訳なく思います.更新をほったらかしにしていると,研究室のアクティビティーにも差し支えることになっていかん!と思い,初めてページ更新をしています,Tです.これからはなるべくマメにページを更新していきますので(みなさんもご協力お願いします),たまに覗いてやってください.
下の写真は今年石垣島で見つけたヤエヤマウズグモっぽい網の写真です(K藤君,合ってる?).初めて採集旅行で行った石垣では,その後ハブクラゲに脚を刺され,とんでもない経験をしたのでした…

ここで少しだけ宣伝.11月19〜21日の日程で日本動物行動学会沖縄大会が開催されます!まだ参加登録者少なめなので,皆さん申し込んでくださいね!↓

http://w3.u-ryukyu.ac.jp/esj2010/index.html

2010年3月16日(火)
セミナー続々

この日記で毎回紹介したいと思いつつ、まったくかなっていませんが、
研究室では、頻繁に外部の先生をお呼びして特別セミナーをお願いしています。

3月に入ってからはすでに2回のセミナーが行われました(セミナー情報参照のこと!)。

様々な分野の研究を知るのは刺激的です。英語の壁があったり、苦手分野でさらに専門的過ぎだったりでアレルギー反応をおこしてしまうこともままありますが、それもまた、勉強になります。

なお、

次回のセミナー
は3月19日(金)に農学部棟207教室にて16時から
ノースカロライナ州立大のエドワード・バーゴ先生がシロアリの分子生物学について講演してくださいます!
ぜひぜひご来聴ください。


3月5日のセミナー後の懇親会のようす。この会は研究室の追いコンも兼ねていて、にぎやかになりました。
写真は2次会の様子。左側の奥から、東大の宮下さんと九大の深野さん。
2010年3月4日(木)
クロボシウミヘビ
昆研OBでカメフジツボを研究している林亮太さんがウミヘビを持ってきてくれました!

このヘビはクロボシウミヘビといって、気性が荒く、レアだそうです。また、強い神経毒を持っていて、咬まれたら高い可能性で死にます。

なんでも、調査のために乗っている底引き網漁船でかかったようで、今年すでに3回目だとか!

触らせてもらったところ、皮膚はうすく、鱗感はなし。死にたてだったせいか、とても生々しかったです。顔は目がくりっとしていてとてもかわいいです。

いやあ、興奮しました。
林さんありがとうございました!


大きさこのくらい

しっぽはヘラべったいです。

口をあけて牙をみてみた

拡大した様子。毒は強くとも、牙はとても繊細です。
これでもっと口と牙がごつかったら死傷者続出でしょう。
2010年2月27日(土)
Gynandromorph

ヒメアリ Monomorium intrudens の液漬標本をマウントするために、個体を選別していました。
有翅Queenを何匹か取り出してみてみると、黄色と黒のブチ女王が見つかりました(Qは黄色で雄が黒)。
良く見てみると正中線できっかり別れた雌雄型でした。
左が雄で右が雌です。
雄サイド
雌サイド
顔面
雌雄モザイクとかGynandromorphとか呼ばれています。
ボスドクKさんに聞いてみると、アリでは比較的頻繁に見つかるみたいです。
クワガタやカブトでも飼育していると稀に出てくるみたいです。
でも実物を見たのは初めてで、かなりテンションマックス!
Gynandromorph、くる〜〜。

2010年2月25日(木)
大学入試
卒論発表会が終わり、大學も春休みに突入して、別れの季節直前の、なにやら穏やかで静かで少しさみしい感じになってきました(学会シーズンでもあるので、忙しい人はめちゃくちゃ忙しいですが)。

でも、今日はキャンパス内に若者さんがたくさん!
大学入試の前期日程だったようです。

お昼休み時間などに構内を散歩すると、いたるところに制服姿の学生さんがいました。
みんな階段やベンチや池の淵などに程よい距離感を保ちつつ座って勉強中。
よい天気で本当によかった。

ベテラン受験生の風格がある一部の方々を除き、とにかくういういしいかったです。
みなさん頑張って第一志望合格をもぎとってほしいものです!

2010年2月16日(火)
4年 大美賀のつぶやき〜卒論発表@2/12を終えて〜

こんにちは。
昆研のアイドル、大美賀です。
このイケメンが!!→

いやいや、
卒論発表会が終わりました〜。。
みなさんよく頑張ったと思います。
私もがんばりました。

有意な差が出ない人がいなかったということが
一番良かったのではないでしょうか。
今日も、
なかなか、学生室に現れない辻先生が
いらっしゃって、
「今回の4年の発表はなんだかんだうまくいったね。」
というお言葉をいただきました!

うれしいことです。

そして先ほど、
大美賀も、
動物プランクトンの卒論初校提出を終え、
一息付いております。

のこり、立田先生と一緒に手直し頑張ってきます。

以上である。


キメ顔
です
2010年2月1日(月)
寒緋桜

いつのまにか、
琉大構内で桜が満開になっていました。
咲きはじめにまったく気づきませんでした。

完全に葉桜になっている木も数本あったので、北部の花見の名所ではもう見ごろが終わってしまったかもしれません。
なにやら悔やまれます。



2010年1月15日(金)
プチ新年会
1月11日、成人式のふりかえ休日に
研究室にてプチ新年会をしました。
全員参加とはいきませんでしたが、
研究室での飲み会は久しぶりで、楽しかったです。
研究室のみは準備方付けがめんどうだけど、気を使わないでいいのがよい。
今年のメンバーが卒業してしまう前にまたやりたいものです。
2010年1月4日(月)
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今日は初ゼミで、
卒論生が初めて発表練習をしました。
初めてにしてはまとまっていたとの先輩方の談。
これから2月12日の本番までに、どれだけクオリティを高められるか、楽しみです。

右図は初日の出の様子in泡瀬干潟

2010年度の昆研はメンバーがかなり増える予定(ポスドク2名、ドクター1名、マスター2名、3年??が加入の見込み)。
にぎやかになりそうです。
発展の年にしたいものです。

日の出直前

雲間から初太陽光線

太陽こんにちは
2009年12月28日(月)
12月21日のはなし
こんにちは。
名護です。
師走ですね。先生はもちろんのこと、みんな大忙しです。

12月21日はラストゼミ&大掃除&忘年会でした。

ゼミでは卒論提出と発表まで2か月を切った4年生が最後の経過報告をしました。来年からはずっと発表練習です。毎年のことながら、この時期の卒論生は切羽詰まっています(データが出そろっていなかったり、パワーポイントをいじるのが初めてな人もちらほら)。乗り切ってほしいです。

大掃除では、昆研所属の各部屋(ゼミ室、学生室、飼育室、実験室、暗室、分子室、標本室、そして教官室、・・多いです)を、使用頻度の高い人に割り当てて掃除しました。
私はゼミ室を担当しましたが、3年生が実動部隊としてがんばってくれたため、一瞬にしてコーヒーのしみでよごれた床やくもった窓が綺麗になりました!ありがとう!最低年内はこれを維持したいものです。

そして忘年会は大学の近くの「てんいち」という呑み屋にて。
ちゃんこ鍋とモツ鍋をいただきました。全員参加できなかったのは残念だけど、とても楽しい会でした。
幹事の金子君、多謝!

21日とは関係ないですが、最近の研究室の風景。
この日はクリスマスでした。

2009年12月15日(火)
飼育されている生物の餌
現在、昆研では研究材料として、アリやクモやイモゾウムシが飼育されています。

イモゾウはサツマイモを食べますが、アリやクモは肉食なので、飼い主達は餌の確保に苦労したりします。

いまのところ、アリは主に市販のミールワームを、クモは培養したショウジョウバエや野外採集のハチ、バッタ等を与えられています

特に生き餌しか食べないクモ類は維持が大変そうです。

ショウジョウバエ培養用のケース。

ミールワーム(ゴミムシダマシ)の幼虫、成虫、蛹。
購入時は幼虫ですが、パン粉を餌にして大量に維持していると、いつのまにか1世代回っていたりします。ちなみに生きた成虫は、不味いのか強いのか、超高密度で飼育しているオオズアリのケースに入れても数日間生きおおせたため、救出された事が2度もあります。

培養ショウジョウバエ。黒いのが羽化してきた成虫、茶色いのが蛹です。蛹はパッと見玄米のようです。危険ですね。
2009年12月12日(土)
やいま2

石垣には1日滞在して与那国島に渡ります。与那国にもマルバネがおります。
フェリーを計画していたのですが、奇跡のドック入りで便がありません。代替便は昨日出たらしい。
仕方なくフライトですよ。3倍ぐらいのマニ―もフライトしていきました。
雲の上に出てうとうとし始めた頃に着陸したから、一瞬死んだかと・・・・。死ぬほどビビった。
とりあえずベタな観光をしました。
b
山で下見をして夕暮れを待っていたら、暮れたとたん雨が降ってきた。3時ぐらいに止んでたから突入してみましたが採れませんでした。
良さそうな感じが無かったから翌日は別場所に突入しました。そしたらゲットです

木の下の方にはウロっぽいのが無かったので、登って探してみましたが上にもウロっぽいのは無かったです。歩いてきたのかもしれないです。

こんなの。
降りようとした時に、謎の組織の構成員に断崖式ドラゴンスクリューを決められて左膝を破壊されました。んふ〜〜。
現状なんともないが寝起き痛パターンですね。ドッキリではすまされない感じです。
フィ〜。

2009年12月5日(土)
毎木調査

理学部主催のヤンバルの毎木調査に参加してきました。
10m×10mのプロットに区切って、樹種とサイズ、そして位置をデータにしていきました。
そこそこ樹種を覚える事が出来て楽しかったですよ。
その際に見つけた着生ランのセッコクと(笹みたいなやつ)、

カキノキランです。

着生ランは花外蜜腺を持つ種類が多いみたいで前から興味がありました。
沖縄ではかなり珍らしいと思っていたのですが、よく探せば結構あるみたいです。
全日程2週間のうち僕は1週間だけ参加しました。
2週間参加している人は最後にはかなりヘロヘロになってましたよ。

でも、主催研究室の学生はプロットを作るのに5週間もかかったらしいです。
しかも夏場に。ビックリします。
かなりのタフMenですね。

2009年11月19日(木)
南大東島外来アリ調査4日間ツアー

こんにちは。
先週、約半年ぶりに昆研に登場した昆研OGの諏訪部です。
愛しの南大東島に行ってきました!
今回の目的は、「昆研オヤジーズと行く☆南大東島外来アリ調査の4日間ツアー」です。

前日の昆研飲みの二日酔いで「おえっ」となりつつも、約4年ぶりの大東島へ!
プロペラ飛行機の狭さも、島の小ささも、大東そばの味も変わっていなくてなんだかほっとしました。

微妙にアリの島内分布図は変わっていましたが、ベイトトラップで採れるアリは相変わらずツヤオオズアリばかり!島固有種のダイトウオオアリは、2日間にわたる夜間調査の苦労もむなしく、一匹も見つかりませんでした(泣)。

調査が終わると、釣り三昧です。地平線に沈む夕日を眺めながらの釣りは、(たとえ釣れなくても)そのシチュエーションだけで感動できますよ。

久々に沖縄を満喫であした。
皆様に感謝です☆また連れてってね〜
(文責:諏訪部)


調査風景
ハチミツとツナのベイトをおいて、アリを寄せます。
2009年11月14日(土)
やいま

やいまに行ってきたのでマニアックな昆虫を紹介しようかと思います。

この時期はマルバネクワガタが出てきます。
南方系の種類で、日本では奄美大島までいます。奄美は9月ごろ、沖縄は10月ごろで、やいまの種類は10月なかばごろから出てきます。
この虫はボリュームはあるのですが基本的にブスです。稀なくせにブスです。
最恐ハブがいる奄美諸島の種がいっちゃんブスです。
「タテヅノ」マルバネという名前なのですが、タテヅノが出るようなやつが採れません。出てもちょっとだけ。
請島と徳之島で何匹か大歯型が採れているだけで、奄美は0。
沖縄ではでかくなるとスラッとした歯型になりますが、先っちょにちょこんとタテヅノが出るぐらいです。
やいまの種の大歯型はでっかいタテヅノがシャガーンって出て、かっこいいです。

石垣に到着してすぐ山に入りました。明るいうちに下見をしておきます。
暗くなってすぐに♀を見つけました。♀は正直いらんですね。

そうこうしてるうちに大歯が見つかりました。60mmしかありませんがかっちょぶーでしょ。


山を下りる時にブス♂もみつけました。


正味4時間程度で3匹も見つかりました。

いいねぇぇ!

2009年11月7日(土)
やんばる一斉調査
こんにちは。
修士1年の近藤です。
先日(10月31日)にやんばるの林道沿いのアリの調査に同行してきました。アリさんの餌を道路脇に設置して後続の車に回収してもらうという調査ですが、地点が多いため10人以上の人員で一斉に調査をしました。私は回収車組で設置組が置いて行ったトラップの回収をしたのですが、多くのアリさんを見ることができました。途中でモウセンゴケを発見したり、ドクターヘリの着陸シーンを目撃したりで楽しかったです。
2009年10月27日(火)
卒業論文の整理!

今日は、これまでに昆研に蓄積されてきた卒業論文の整理をしました!
30年近く分の論文が発掘され、年代別に仕分ける作業はかなり骨が折れました。古いものは本文、図表共にすべて丁寧に手書きされていて、歴史を感じます。古文書です。
まだ、論文化されていないものがほとんどで、ある意味宝の山です。
これからデータベース化を進め、有効活用できるようにする予定です!



年度仕分け作業風景

とりあえず最古の卒論(1977年度)

手書きのきれいな図表
2009年10月19日(月)
後期ゼミ開始

今日から後期のゼミが始まり、卒論生が中間報告をしました。
夏休みも終わり、卒論発表会までもう3カ月弱、みんなあわただしく実験に解析にとラストスパートをかけています。
悔いの残らないようにがんばってください!


ゼミ後の3年生の英語教科書輪読風景。
3年生はそろそろ卒論テーマ決めの季節です。今年は害虫に興味がある学生が多いようです。
2009年10月15日(木)
高梨琢磨さんセミナー 〜音・振動とその感覚生態〜
昨日は、森林総合研究所の高梨琢磨さんのセミナーがありました(要旨はセミナー情報を参照)。
多くのガが捕食者であるコウモリの超音波に対抗して聴覚を発達させ、さらには二次的に自ら超音波を発して雌雄でコミニケーションをとっている(オスがコウモリに似た超音波でメスをびっくりさせ、そのすきに交尾する?)?!というとても興味深い講演でした。
講演には沖縄県の農業試験場の方も多くいらしていて、サツマイモの大害虫であるイモゾウムシのオスが交尾の際に発する音に関する研究をこれから共同で進めてゆきたいということでした。
辻さんからも、振動がアリに与える影響について調べるのは興味深いという意見がでました。
音・振動の感覚生態学、今後がとっても楽しみな分野です。

高梨さん、ありがとうございました!
2009年10月5日(月)
琉大祭
こんにちは、名護です。

10月3・4日は琉大祭でした!
琉大祭は、数年前、未成年に酒類を売ったことが原因で一度廃止になりましたが、見事復活していまに至ります。
酒類の販売は禁止、子供にも安心なお祭りとなりました。

構内はプロレス、水族館、乗馬体験などたくさんのアトラクションや、屋台が立ち並び、とても賑やかで、まさにハレの日。
構内に鎮座する千原池のほとりには小さな野外ステージがあり、ジャズバンドやロックバンドなどの皆さんがつねになにかを演奏していてなかなかよかったです。

昆研のメンバー達もエイサーを演じたり、生物部の出し物として沖縄の生き物を展示したり、餃子を売ったりと、がんばっていましたようです。お疲れ様でした!

右から2番目が4年生の大美嘉君。大太鼓を打ち鳴らしていました。

乗馬体験をしました。
2009年9月30日(水)
蛍光顕微鏡がやってきた

今日、研究室に微分干渉蛍光顕微鏡がやってきました。

これを使用すると、厚み、構造の違いが検出でき、染色しないとみえないものが染めたかのように見えるそうです。
染色体を観察することもできるそうです。

周辺機器も充実していて、標本室の片隅に、いかにもラボっぽいメカメカしい素敵な一角が出現しました。
これから大いに活躍してほしいです。


2009年9月10日(木)
来客週間
先週は、いろいろなお客様が訪れ、なかなかぱたぱたした一週間でした。

月曜日には国立環境研究所でマルハナバチやクワガタを研究している所さんと、ショウジョウバエのゆりかごとなる野朝顔の花の香りを集めるためにドイツはマックスプランク研究所からやってきたアンドリュー・デービスさんのゼミがありました。

また、週末は今年から始まる科研の研究計画会議がありました。科研の研究計画会議では、北は北海道、南は沖縄と、全国から参加者が集いました。

どちらもたいへん興味深く。また、みなさんの建設的で白熱した議論には心躍るものがありました。

またのおこしをお待ちしております!

会議終了後の懇親会の様子in石嶺食堂
2009年9月9日(水)
琉大素敵スポットA 音楽棟周辺

琉大は総合大学なので、当然農学部以外にも色んな学部があり、いろんなことを学んでる人がいます。
このあいだ、教育学部周辺をほろほろしていたところ、音楽棟とかかれた看板がある地区に迷い込みました。そこの周辺はピアノの音色がどこからともなく聞こえ、路地に色とりどりの花が咲いていて、なかなかきれいな場所でした。慣れ親しんだ大学でこういう発見があるのは嬉しいものです。

2009年8月31日(月)
琉大素敵スポット@ 風樹館
琉球大学には資料館(いずれ博物館になる予定)である『風樹館』があります。カタツムリから馬(骨)まで、様々な生き物の標本や、わけありで飼育されているハブなどを観ることができます。
館の裏にはビオトープがあり、チョウやトンボなどが飛び交っています。

今なら可愛い子ヤギも見ることができますよ。
2009年8月24日(月)
フタオチョウ
辻先生がプライベートで山に遊びに行ったところ、レアな蝶を発見したようです(右図)。
このフタオチョウは沖縄県の天然記念物で、尾状突起が2対あるのが名前の由来です。
たくさんのオスが木の上のかなり高いところで縄張りを主張し飛び回っていて、蝶好きにはたまらない光景だったようです。




撮影 辻和希
2009年8月20日(木)
小松さん来沖
こんにちは。
名護です。

月曜日まで、一週間ほど信州大学の小松さんが来沖しました。
もう4度目の来沖で、今回のターゲットはヒメサスライアリのオスやアリから口移しで餌をもらうという蚊です。
南部から北部まで怪しいところをめぐりましたが今回は見つからず・・。

しかしその代りに非常に貴重なサンプル(アリの巣中の翅のないハエなど)をいくつか得られたようです!よかったですね。

今帰仁城址からの風景。
晴れの日が続き、やんばるの海はとても綺麗でした。

食わずイモの葉の根元の又に蛇の抜け殻を見つけました。想像力をかきたてられます。

リュウキュウヤマガメを見ることができました。
感無量です。シーっと音を出して威嚇されました!
2009年8月6日(木)
台風接近
今年初めての台風接近です。
今回の台風8号の進路は沖縄島を逸れて先島方面へ進んでいますが、勢力が強いため沖縄島でも風が吹き荒れています。
嵐の予感にテンションがあがり、外を駆け回っている子供たちが沢山いました。気持ちはわかりますが、転んじゃいそうで心配です。

研究室の窓から見える風景。
わかりずらいですが、正面の竹が激しくしなっております。
2009年7月23日(木)
最近のトピックスいろいろ〜B日蝕〜

B日蝕
昨日(7月22日)は今世紀で一番長く皆既日食が見られる日でした!
沖縄は晴れ。皆既日食とはいきませんが、太陽が90パーセントも月の影になり、なかなかの日蝕日和でした。
悪石島は天候に恵まれず残念だったとのこと。沖縄はちょうど良い曇り具合でした。

辻撮影 辻和希

2009年7月23日(木)
最近のトピックスいろいろ〜Aオープンキャンパス〜

Bオープンキャンパス
4年次のアベです。
先週の土曜日は琉球大学のオープンキャンパスでした!

若い子達でいっぱいだったので、自分は年をとったなぁとしみじみしました。
僕達、昆研のブースはトゲオオハリアリやサソリモドキのプスコっちを展示していたのでなかなか人気でした☆
また、普段知ることができない他の研究室の研究内容も知ることができたのでとても勉強になり、ワクワクすることができました。
ま、そんな感じですね。。


2009年7月23日(木)
最近のトピックスいろいろ〜@セミ食大会
こんにちは。
更新の間が空いてしまいましたね。
ネタがないわけではないのですが・・・
そこで、最近の昆研トピックスを連投で紹介したいとおもいます!

@セミ食大会
どういう流れだったのかは忘れましたが、セミを揚げて食べました。沖縄ではよくあることです。からっと揚げて塩を振ればなかなか美味です。しかし、私は半生を食べてしまったので、テンションが下がりました。ハリガネムシに感染とかしていないかだけが心配です・・
みなさんはセミを食べるときはしっかりと揚げましょう!


揚げたてのセミ(上)と油が跳ねる危険を減らすために揚げる前にむしった翅の残骸(下)。蝉は琉大構内で捕獲しました。
2009年7月15日(水)
カメフジツボです

2003年3月昆研卒のハヤシです。ウミガメに特有に付着するフジツボに関する卒論で卒業させてもらいました。今回はまたカメフジツボ採集にきています。

画像は上のフジツボが潮間帯で見られるタテジマフジツボ類の仲間、Amphibalanus reticulatusです。下のがウミガメに特有なカメフジツボ、Chelonibia testudinariaです。右側にある4枚の板はフジツボの蓋板です。普通のフジツボは捕食者から身を守ったり、乾燥を防ぐためにしっかりとした蓋板を持ちますが、ウミガメの体には捕食者がいないためカメフジツボでは蓋板が退化しています。こんな研究もさせてくれるステキな昆虫学研究室に皆さんも気軽に遊びに来てね!!

2009年7月7日(火)
七夕
今年の上半期が終了し、七夕がやってきました。
琉大でもいたるところで笹が設置してあります。↓

これは昆虫学研究室のある、農学部棟三階にいつのまにか設置されていた笹です。
短冊をのぞいてみたところ、大学生とは思えないようなあほな願いが多かったですが・・(^^;)

右図のように今日の沖縄は気持ちの良い晴天なのできっとみんなかなうことでしょう。


琉大構内に鎮座する千原池
普段は水鳥をみかけるのですが、暑さのせいかまったく鳥の姿がありません。

農学部正面玄関前の丸池
ヌマガメ、ミシシッピアカミミガメ、コイなどがいます。
2009年6月30日(火)

大御神様 怒りの琉装バージョン フェーズ7
世紀の大災害がもたらされる。
ダイビング・ビッグ・ヘッドバッドで西原が沈む。

?クイズ大御神の500のコト?
Q388 大御神の1番楽しかったことは?

2009年6月30日(火)

この方を誰と心得る。大御神様ぞ。

2009年6月30日(火)
梅雨があけました
昨日は今年4月から昆研に入った新3年生が日記を更新してくれました!
みんな自然に触れ合ったり、部活をがんばったりしているようでとても良いですね。

さて、沖縄は梅雨明けしました。だいぶ暑く、日差しが殺人的で、蝉もうるさく、夏到来といった感じです。

そんななか、辻さんが死にかけの昆虫を拾ってきました。このトンボっぽい虫は、実はカゲロウに近い仲間(脈翅目)で、和名をオキナワツノトンボというようです。ややこしいですね。

翅の模様が美しくトンボに似ていますが、触覚が長く先端が丸みをおびていて顔はチョウっぽく、お腹はふっくらとカゲロウちっく。
ちぐはぐで不思議な印象です。
なお、このツノトンボはこのあとペットのオオズアリ Pheidole nodaが美味しく頂きました。

わかりにくいですが、腹部には節毎に黄色と黄色の斑紋があり、あざやかです。

可愛い触角をしています。この個体は胸部が太く、メスだと考えられます。
2009年6月29日(月)
はじめまして
新参者の相良です。
下の二人と違って最近は部活が忙しくてフィールドに出てないので何も書くことがありません↓↓
この前の土曜日にアメリカ軍とラグビーの試合をしました。
いきなり2mぐらいの黒人がボールもってタッタカ走ってきてブチ当られたのにはのには少しビビりました。まぁ一発で倒しましたが・・・
何よりビビったのが後半から試合に女が出てきました(汗
アイシールドの花梨やあるまいし、「なんでや!?」思いましたが普通に突っ込んできました。
昆研とは関係のないことを書きましたが、部活が落ち着いたらフィールドに出ていきたいと思ってます。
これからもよろしくお願いします。
2009年6月29日(月)
みつべです
初めまして、みつべです。
奄美大島へ行ってきました。
アマミノクロウサギがかわいかったです。
ではまた。
2009年6月29日(月)
はじめまして
新入りの添田と申します。不束者ですがどうぞよろしくお願いします。

昨日は瀬良垣までスキンダイビングに行って参りました。瀬良垣と言えば私の初めてのスキンダイビングの際に、ミカドアゲハを発見して大騒ぎした(そして「それアオスジ?」と冷たい言葉をかけられて凹んだ)思い出の場所。今回も楽しく潜って参りました。

瀬良垣の名物といえば、無数のカです。群れる群れるヒトスジシマカ。全身数十か所を刺されまくって大変不愉快な目に会えます。ウェットスーツの上からでは掻き毟る事もできませんので、対策はしっかりとしましょう。

瀬良垣は底砂が細かいため、靴の中が砂まみれになる・歩く際に足が埋まるなどの難点もありますが、もちろん苦労するだけの価値はあります。
海中にはソウシハギ、バイカナマコなどの、スキンダイビングではあまり見られない生き物が生息しており、様々な造礁サンゴやソフトコーラル等の群落も存在しています。

今回一番愉快だったのは、ハリセンボンの大群でした。普通あまり群れない生き物が大きな群れを作っている様子は中々圧迫感がありますね。
ではまた。
2009年6月25日(木)
京都工芸繊維大からのお客様ーアリ採集ー
昨日から、京都工繊山岡研のみなさま(秋野先生、徳永さん、安大さん、宇田さん)がアリ採集のため来沖しています。
採集できる日が1日しかないというタイトスケジュールでしたが、蒸し暑く、蚊も多かったようですが、なんと目標を大幅にうわまわる数のコロニーを採集できたようです。よかったです!

山岡研のみなさまは化学分析のプロで化学生態学の研究材料としてトゲオオハリアリを用いることが多いため、もう連続3年はアリ採集などのために昆研を訪れているおなじみさまです。
またのおこしをおまちしております(^ー^)

アリ採集、後処理の後は飲み会。
栄町という素敵な飲み屋街にある「うりずんにて。ジーマミー豆腐の揚げだし豆腐がおいしかったです。
2009年6月23日(火)
慰霊の日

こんにちは。名護です。

今日は慰霊の日で、琉大では授業がお休みです。

きもちいのいい天気で良かったです。

ここ数年忘れがちだった正午の黙祷も、忘れず行うことができ、個人的に満足です。

慰霊の日といえば、月桃(ゲットウ)の花です(「月桃の花」という歌参照)。この花はつぼみが宝石のように美しく、実も独特の香りがあって、葉は餅を包むのに用います(ムーチーといいます)。
大学構内の月桃はもう実をつけているものが多く、うりずん(初夏)の季節を感じます。

つぼみ、単体。
白くてしずく型、とがっている先がピンク色を帯びています。質感はにんにくを剥いた時に似てつるっとしています。


つぼみ。ブドウのように咲きます。

つぼみが開くと黄色い花びら(?)が出てきます。奥が赤い。
2009年6月10日(水)
南大東島

ご無沙汰しております。カイガラムシ屋の田中です。月曜日から水曜日まで、外来アリとカイガラムシの調査のために菊池さんと一緒に南大東島に行ってきました。

南大東島は島の大部分がサトウキビ畑というかなり撹乱された環境にあるせいか、島のいたるところで外来アリが優占している状況になっているようでした。

南大東島はかなり撹乱された環境でありながらも、ダイトウヒメハルゼミやダイトウヒラタクガタ、ダイトウオオアリなど固有の昆虫が生息しています。これら島固有の昆虫に対する外来アリの影響が気になるところです。

右の写真は調査2日目にみた竜巻(の、なりかけ?)です。
生まれて初めて竜巻なるものを見たのでびっくりしました。
2009年6月9日(火)
プランクトンを調べる
暑い。沖縄は空梅雨です。
ダムが気になるところです。

さて、琉球大学構内には千原池(せんばるいけ)という、わりかし大きな池(?)があります。水鳥などを見ることができます。

今日は4年生の大美賀君とドクター1年の片山君が、立田先生の指導のもと、そこから水をとってきて、どのようなプランクトンがいるのかを調べていました。

あまりプランクトンは見られなかったようですが、ケンミジンコの幼生やワムシが見られたそうです。

プランクトンって同定が大変そうだなあ・・

研究室で顕微鏡をのぞきこむ立田さん
2009年6月1日(月)
やんばる
信州大の小松です。今日はヤンバルの、名も知らぬ大変な山奥の林道へ貴研究室の方々に連れて行っていただきました。
他の方々が仕事を行っている最中に、林道脇の落ち葉を除いたら、珍しいヒメサスライアリを発見しました。日本ではただ2種のグンタイアリの仲間で、まさに大群でアメイロアリの巣を襲っている最中でした。前日、貴研究室の名護さまにヤンバルを案内していただいた際にもみつけたばかりで、大変幸運でした。
他にも、記載以来100年近く発見されていなかった幻の甲虫を再発見したりと、かつてない成果の連続でした。全ての成果は、貴研究室の皆様の温かいご協力の賜物です。本当にありがとうございました。
またいつか来ます。
チャイロヒメサスライアリ。
手じかな所にいるあらゆる他種のアリの巣を大挙して襲い、幼虫・蛹を略奪する。成虫のアリも寄ってたかってバラバラに解体する。運ぶのはおそらくオオハリアリの蛹。
眼はなく、においだけを頼りに行動するので、動きには一切の迷い無し。
2009年5月28日(木)
小松さん来沖
昨日から信州大学の小松さんが沖縄へ採集旅行に来ています。一週間の滞在のようです。
と、いうわけで早速知花城址に行ってきました!
知花城址は町中にこんもりとある小さなオアシスで、なかなか面白い生き物がいます。
小松さんは洞窟で休んでいるコキクガシラコウモリを見つけたと喜んでいました。幸先がいい感じです。
沖縄は今、梅雨の始めですが、あまり雨に降られず良い成果が得られたら良いですね。

知花城址入口。
いい雰囲気です。夜に行くとオキナワスジボタルの成虫がちらほらと飛んでいました。オキナワマドの幼虫やタテオビフサヒゲの幼虫も多数。癒されますね(^ー^)
2009年5月18日(月)
ヤンバル遠征
先週の火曜から日曜にかけて、研究室のメンバーで与那演習林に泊まり込みでヤンバル生き物観察&採集会をしました。都合のつく人が入れ替わり立ち替わり参加する形でしたが、みんなそれなりに成果(アヅチグモ、ヌマガエル、アリ各種etc..)があったようで良かったです。
たまにはこういうのもいいものですね。


ノアサガオの花
青紫が映えて美しいです。中を覗き込むとアリだったり、ハエ(成虫)だったり、ハエ(幼虫)だったり、なにかしら生き物発見できることが多く、面白いです。


シロオビアゲハの幼虫
いじると肉角をだし、頭をめいっぱいそって威嚇します。
キモ可愛さがたまらないですね。

大保ダム建設予定地。ここでアリ採集を2時間程。
建設作業をされている方に、庭の植物にアブラムシを連れてくる黒いアリをどうにかしてほしいと言われました。なにアリについてだったのか気になります。
アシジロヒラフシアリ?

上のダム建設予定地から少し林内に入ったところ。水の流れがあり、リュウキュウハグロトンボのオスが縄張りを主張するように飛んでいました。
          
2009年5月11日(月)
メンバー覧を少し更新しました&飼育アリの紹介
研究室のメンバー紹介のページに修士1年の近藤君の個人ページができました!是非見ていってください。
新しいメンバーのページもじょじょに充実させていく予定なのでお楽しみあれ。

さて、話は変わりますが、最近の日記では昆虫の話題がありませんでしたね。
昆研なのに。

と、いうわけで今回は研究室で飼われているアリについて紹介します。

左の写真は今研究室で1番多く飼育されているトゲオオハリアリです。体長が1pくらいあり、わりと大型です。女王アリと働きアリの形態差はほとんどありません。飼育巣からは独特の獣臭がします。また、刺激を与えると棘で攻撃してきます。刺されるとわりと痛いそうです。

もちろんこのアリたちは実験用に飼育されているのですが、見慣れると、アリの中でもかわいい方に見えてきます。

トゲオオハリアリ Diacamma sp.
背中の色は個体識別のためのマーキング。結構馬面です。

トゲオオハリアリの飼育ケース。
アリは湿った所と暗い所が好きなので、このように水を入れた試験管にある程度スペースを残して綿をつめ、覆いをかぶせてやればそこに営巣してくれます。ケースの縁には脱走防止用の薬品が塗られています。
2009年5月7日(木)
黄金週間
みなさんこんにちは。
事務の名護です。
ゴールデンウィークが終わりましたね。
皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
沖縄は気持ちのいい天気が続き行楽日和でした(^ー^)

沖縄はゴールデンウィークに入るとみんなこぞりまくってヤンバル(北部の自然の多いところ)に遊びに行く傾向があります。

私もOGの来間さんとヤンバル遠征し「薔薇と竹のかぐや姫」に花見に行ってきました!
さすがに道中は渋滞でうんざりしましたが、コスモス、ラベンダー、バラ、ハイビスカスなどが咲き乱れ、なかなか楽しかったです。品種名もしゃれていて面白いし(プリンセス雅子、人魚姫、リトルウッドなどなど)、1800年代に作られたバラなんかもあって歴史を感じました。観光客が高年齢層が多く、落ち着いてるのもいい感じ。

癒されて明日の活力がわきました!


コスモス畑には脚に花粉団子をくっつけたミツバチたちが飛び交っていました。

道中見つけたひまわり畑。なにかしらクるものがあり、テンションがあがります。

各種混合畑。

コスモス畑。満開でした
2009年4月30日(木)
東先生来沖
4/28に昆研PDの菊池さんの師匠である北海道大学の東先生が来沖しました。

日本に侵入し増加しているアルゼンチンアリや、侵入が危惧されているヒアリなど、外来アリの防除に関する打ち合わせだったようです。

・・実は世界の外来種ワースト100のうち5種がアリで占められています。
また、ヒアリは生態系への影響のみならず、人を刺して直接害を与える危険生物でもあります。
ぜひ!水際で侵入を食い止めていただきたいものです。


東先生歓迎会の風景
左からD1下地・辻先生・東先生・県職員の大野さん
です。東先生は髭をたくわえ、帽子が似合う粋で素敵な紳士でした。
2009年4月27日(月)
セミナー&懇親会&新歓コンパ
先週、24日の金曜日に鳴門教育大学からいらした小汐さんと工藤さんによるセミナーがありました。

演題は

「カミキリモドキのオスの腿節がふとくなるわけは?」

です。
カミキリモドキでオスのみが異様に太いフトモモをもつ理由を、オス同士の闘争に有利であるというこれまでの視点とは別の視点から解き明かそうという研究で、とても興味深かったです!!

セミナーの後は工藤さん、小汐さん、宮城からのお客様、さらには沖縄県農業試験場の職員の皆様も交え、研究室の新歓コンパを兼ねた懇親会を行いました(^ー^)
総勢約30名!
さまざまな人たちが交流し、
とても楽しい会になりました!!

小汐さん公演中


懇親会の一コマ。
2009年4月20日(月)
最近の出来事・・・新三年生加入と北の国からのお客様
いやあ、春めいてきましたね。
新年度開始の季節です。

てなわけで、先週月曜日から
2009年度のゼミが始まり、昆研には新3年生(6名)が加入しました!
ゼミは毎週あり、メンバーは持ち回りで自分の研究発表や論文紹介をします。
はじめのうちは先輩がなにを説明しているのかわからないこともあるだろうけど、ガンガン質問して馴染んでいってほしいです。

・・さて、今日は北から客人が来ています。
アリの行動解析についてプレゼンをしていただきました。

演題は

結城 麻衣さん
「少数の働きアリにおける行動解析とモデル化〜トゲオオハリアリの行動解析」

八重樫 和之さん
「トゲオオハリアリの女王が示すパトロール行動解析とモデル化」

です。普段慣れ親しんだアリの生態学の話題に対する、工学など他分野からのアプローチはとても興味深く感じました。これからも分野を超えた研究が広がっていくといいですね。
北の国(宮城県)からの3名のお客様
左から、
林さん、八重樫さん、結城さん。
とても研究熱心で、質疑応答を今後に生かそうと、プレゼン後に勉強会をされていました。
2009年3月23日(月)
修了証書・卒業証書授与式
今年度は、辻研究室から一人目の博士が誕生。また、学位取得修了生4名、卒業生6名、研究生1名が無事研究室を旅立っていきます。
皆さんそれぞれ、5年間、2年間、1年間、一生懸命頑張りました。
進学で研究室に残る人もいますが、
多くの人が新天地に旅立っていきます。
急に人数が減ってさみしいですが、新しい環境においても、ここで学んだ事をしっかりと生かして頑張っていただきたいです。


2009年3月23日(月)
生態学会in盛岡

こんにちは。
ごぶさたしております。
M2の名護です。

去る3/17〜21に
辻先生・田中さん・諏訪部さん・名護の4名で
生態学会に参加してきました。

ポスター発表は初めてだったので前日は胃がきりきりしましたが、
案ずるより産むがやすし。
そんなに緊張もせず、いろいろな人と意見が交換できてとても楽しかったです。

他大学の友人知人や先生たちなどの交流(というか飲み会)もとても有意義でした(^ー^)

私は今年度院を卒業するので、研究からは離れますが
これからも学界には参加していきたいなあと思いました。


↑諏訪部さん発表中

↑名護発表中



盛岡の町。見えにくいですが、
中央付近に野良白鳥が!
20日深夜には雪も降りました!!
岩手のファンになりました(^ー^)
2009年2月24日(火)
修論おつかれ様

遅くなりましたが、先週2月18日に修士研究の発表会がありました。
発表したのは、片山・来間・下地・名護の4人です。

これまでゼミの発表練習ではきついダメ出しをくらい続けていた4人でしたが、本番は2年間の集大成を堂々と披露していました。

←片山氏発表中(肩こわばってるよ!)

進学する人も就職する人もいますが、とりあえず一つのことを成し遂げたという自信につなげられたらいいですね。


↑指導してもらった辻先生と記念撮影。

2009年2月7日(土)
お久しぶりです。

お久しぶりです。塚Mです。
大学の後期に入ってから日記を更新してませんでした。
ネタがなっかたわけではなく、日記の更新を後回しにするうちに、
タイムリーな感じが薄れていってなんだか更新しずらい感じに・・・

先の日記にも書いてますが、5日に僕ら4年生の卒論発表会がありました。
先生・先輩・また学部外で協力して下さった方々、本当にありがとうございました。
何とか皆無事に発表会を終えることができました。
特に、今回の4年生は6人もいたのでご協力して下さった方々も大変だったのではないでしょうか。
まだまだ、やることは残っているし、卒業までももう少し。
頑張らないとですね。

とはいえ、一つ区切りがつきました。
アンだけ大変だったのに、終わってみれば、少しさびしい感じ。
大学4年間が詰まってるわけですからね。
グッと来るわけですよ・・・

あれあれ?
なんだか視界がぼやけてきましたよ?

あれあれ?
何かが目からこぼれてくるよ?

あれあれ?
お口の中がしょっぱいよ?

って、ちょっとセンチメンタルな塚Mでした。


最後に、
皆様ご協力ありがとうございました。
4年次の皆様ありがとう、そして、おつかれさまでした。



前日にはみんなで練習しました。
2009年2月5日(木)
4年次卒業論文発表会

今日は卒論発表会でした。
昆研の4年生は6名。結構大所帯です。直前ゼミ・自主ゼミでパタパタしてる姿も,きっと良い思い出になるでしょう。。。。始まるまでは緊張していたみたいですが、発表はよくできていました。発表後の質疑応答もおおいにもりあがり、大成功でした!!
      

2009年1月24日(土)
Alexander S Mikheyev さんセミナー
1月23日はテキサス大学でアリの研究しているAlexander S Mikheyevさんのセミナーがありました。演題は
Effects of local adaptation and mutualistic interactions on the spread of an invasive ant in lowland African rainforest
です。
英語なので個人的に大変でしたが、アレクサンダーさんは意識してかなりゆっくりしゃべってくれて、またプレゼンはわかりやすい図や多くのイラストで構成されていたのでなんとか理解できたように思います。
詳しい内容を知りたい方は著者名検索で!

アレクサンダーさんは、みためは爽やか好青年でしたが、話を聞いてみると南米の都市を数多くおとずれ、ガラパゴス諸島のあたりにあるコスタリカのココ島ではボートで渓流をくだったりしつつ命がけでアリを採集する猛者でした。

その日はみんなで夕食へ。
沖縄そば気に入ってくれたようでよかったです。

アレクサンダーさん
英語の勉強になよ!といって積極的にコミュニケーションしてくれました。
2009年1月21日(水)
すわべさん博士研究発表会

昨日、1月20日は諏訪部さんのD論公聴会でした。
演題は
沖縄本島におけるアリの群集性態学
〜人為的環境撹乱が外来アリの侵略に与える影響〜
です。
3年の博士研究の集大成とあって、豊富なデータとしっかりした論理構成だったし、内容もとても面白かったです(本人は納得がいってないようでしたが・・)。
一般的に外来アリは撹乱環境に多いといわれ、在来アリがその影響で駆逐されることがあるらしいのですが、ヤンバルでは撹乱環境に外来アリは多く、撹乱よって外来アリは増加するのだけど、林道沿いには外来アリも在来アリも多いようです。時期的なニッチ分化があるため在来アリと外来アリが共存できていることが示唆されました。
諏訪部さんの調査には働きアリとして参加したりしていたのであの調査はこんな結果になったのか〜と、感慨もひとしおでした。

そして、発表会が終わったら
審査員の山根先生を迎えての呑み会です。

気が付いたら朝4時くらいでした。
山根先生は研究室で毎日のように使用するアリ類検索図鑑の著者です。
有名人にあった気分でテンションがあがりました。
山根先生はレアアリマニアで、うちの研究室のアリ標本をみてとても楽しそうにされていました。
良かったです。                                                                     




臨戦態勢!!
 
2009年1月9日(金)

皆様いかがおすごしでしょうか?
                     
日本各地で暴風・積雪の気配が感じられる今日この頃。。。
沖縄でも強風が吹き荒れ、体感気温は一ケタです(:−:)
寒い。。

寒くなるなら「雪」でも降ってほしいと思う沖縄県人です。

この時期、卒論&修論発表の準備で学生は大忙しです。
卒業まであと少しです。
体調には気をつけて頑張りましょう!

2008年11月14日(金)
ヤンバル一斉アリ相調査

こんにちは。
久しぶりの更新になります。
M2の名護です。

国環研の五箇さんが学会で来沖など、
ネタがないわけではないんですが
どうにも更新が滞ってしまいがちになってますね。
反省です。

ところで。
11月13〜14日に昆研の毎年恒例イベント
ヤンバルアリ相調査を行いました。

この調査は、沖縄北部の国道や林道沿い、1q間隔で約200ポイントでアリ相を調べる大がかりなもので、
十人以上で泊まりがけでトラップを設置してアリを捕獲してきました。
結構疲れるな調査ですが、事故もなく無事終了しました。
よかったです。

でもまあ、
明日から、サンプルの処理が大変ですが・・・

写真はボケボケですが、一日目の調査終了後に宿での食事風景です。
御飯が大量に出てきて食べきれなかった人も多数。いい宿でした。

2008年10月16日(木)
宝石のような青 


 秋の訪れとともに、トンボがよく目につくようになった今日この頃。みなさんはいかがお過ごしですか?さて、この写真はここ最近撮影したコシブトトンボAcisoma ponorpoides panorpoidesの写真です。体長27〜28o
程度とかなり小型のトンボですが、あまりに鮮やかな青のため見つけやすいです。

 昔は、水田や小さな池など水辺環境が豊かだったため、普通に見られたトンボらしいのですが最近ではあまり見かけなくなったとのこと。

 いつまでも、このトンボが飛びまわれる環境が残っているといいですね。    儀間


名前のとおり、腰(腹部の上部)が膨らんでます


かなり警戒心が無いので近くで撮影することができました。しかも、一度だけ指に乗ってもくれました
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