理科教育専修について

琉球大学教育学部の理科教育専修には小学校教育コースと中学校教育コースの2コースがあります。小学校教育コースでは、特に理科教育の実践力を養成するカリキュラムを組んでおり、理科各分野の専門教育を充実させることにより、理科に強い小学校教員を養成します。中学校教育コースは物理、化学、生物、地学、理科教育をバランス良く習得できるカリキュラムとなっている点が特徴です。学外での実習や実践研究を通して、実践力のある中学校・高等学校の理科教員の養成を目指しています。

理科教育専修では、理科各分野の専門的知識と科学的な探究能力を体系的に身につけさせ、それを土台とした授業実践力を培うことによって、優れた教科指導力および教材研究力を有する小学校並びに中学校教員を養成します。

本専修が理学部等の理科系の学科と異なるのは、特定の科目・領域だけについて学習や探求をしていくのではなく、「物理」・「化学」・「生物」・「地学」の4つの領域、及び理科の指導法に関する「理科教育」についてバランス良く学べる点です。

また、沖縄の豊かな自然環境を活かした特色ある理科教育として、野外実習のカリキュラムも充実しています。さらに3年生の後期からは、卒業研究担当教員の各研究室に所属して、理科の特定の分野に関する専門性を高めていきます。

一学年十数名程度の小規模な専修ですが、その分上級生や下級生、所属教員との関わり合いが深く、まとまりのある、活気にあふれた専修です。沖縄県の理科教育や自然環境に興味を持つ沖縄県外出身の学生も多く所属しています。実り多い琉球大学教育学部理科教育専修で楽しい学生生活を一緒に送ってみませんか。