演習林日記 2013年

2013年10月10日 (高嶋)

実習が続いた8~9月を終え,試験的な森林管理業務にも手が回るようになりました。

10月7日にやってきた台風24号も,昨年みたいな酷い被害には至らずホッと胸をなでおろしているところです。

除間伐したイジュ人工林(手前側)
Ⅶ齢級だし,3,000本/haぐらいには減らして良いんじゃ?と思ってやってみましたが,かなりスカスカな印象に・・・。でも5年後,10年後にどうなっているか楽しみです。

2013年8月9日 (高嶋)

やんばるでは,6月末からまとまった雨が降っていません。いわゆる「カタブイ」もほとんどないため,周辺のサトウキビはロール現象を起こし,葉が茶色く変色し始めています・・・。

来週後半からは,ようやく雨の予報も。適度に「恵みの雨」が降ってほしいところです。

モニ1000プロットの林床にも地割れが・・・
昨年の台風攪乱で林冠がスカスカになっていることもあり,極相林の林床も乾いてしまって地割れが発生しています。

2013年7月1日 (高嶋)

沖縄はいよいよ夏本番。梅雨の間は「雨はやだー」と思ってましたが,この時期になると夕立が待ち遠しくなったり(笑)

与那フィールドでは,7月上旬から理学部の実習が始まります。そして8月の農学部「基礎フィールド実習」も目前に。実習シーズンの到来です。

アオノクマタケラン
この時期,林床で綺麗な白い花を咲かせてくれます。
普段葉っぱしかない時期は,あまり気にも留めないのですが・・・

2013年4月3日 (高嶋)

春本番を迎え,与那フィールド周辺では生き物たちが活発に動きまわっています。

新年度もスタートしました。長年勤続された職員の退職もあり,ちょっぴり寂しい感もある与那フィールドですが,スタッフ一同気を引き締めて!頑張っていきたいと思います。

巣作りを始めたノグチゲラ
木をたたく「トトトトトトト…」という音が森に響いています。
このノグチゲラは,もうだいぶ掘り進んでいるようですね。

2013年2月22日 (高嶋)

春季休業期間に入り,フィールド実習Ⅲ~造林学実習と2年生を対象とした2件の実習を実施しました。

造林学実習では,例年取り組んでいる人工林間伐のテーマに加え,広葉樹の植林体験やフラックスタワーの見学など,大幅に内容が充実しました。

組みあがったフラックスタワー
亜熱帯林の水収支や,樹木の光合成特性などが明らかになるのでしょうか?実習受講生の中からも,造林学研究室に進んでこのタワーを使って卒論を書く人が出てくるかな?

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