演習林日記

2022年7月19日 (島袋)

与那フィールド構内にあるナンバンサイカチ(ゴールデンシャワー)が満開となり本格的な夏の始まりを告げています。

2年ほど前に鉢植えから地植えにしたそうです。去年は少しだけ花を咲かせてくれていました。今年はゴールデンシャワーの名に相応しく房状の鮮やかな黄色い花が降りそそぐように咲いています。
風に揺られ清涼感溢れるナンバンサイカチの花を眺めていると暑さも少し和らぎます。

青空に輝く黄金色のシャワー
サガリバナとパラミツ
お隣のパラミツの実もすくすく育っています!どんな味がするのでしょうか・・

さらに、サガリバナも蕾をつけています!

サガリバナは植栽されて5年以上は経っているそうですが、蕾をつけたのは今年が初めてとのこと。夜に咲き一日で散ってしまうため幻の花と言われています。 夜に煌めき幻想的で甘い香りを漂わせる姿はまさに幻の花です。
与那フィールドでその姿を観られるかもしれないということで今夏の楽しみがひとつ増えました♪

一夜限りの儚くも美しき姿
7月28日サガリバナ開花しました!

2022年5月24日 (島袋)

「キョキョキョキョー♪」

ヤンバルクイナの鳴き声です。
与那フィールドでも時おり鳴き声が響き気配は感じさせてくれていますが、姿を見せてくれることはなかなかありません。 ところが先日宿泊された方が施設内でヤンバルクイナと出会ったということで写真を提供してくださいました。

マングースの駆除やノネコ対策が進み、ヤンバルクイナなど希少な動物たちが回復傾向にあると聞いています。たくさんの方が様々な活動でご尽力されている結果です。

3月~7月は繁殖期で早朝の林道などでもヤンバルクイナに出会う確率は比較的高くなりますが、一方でロードキル(交通事故)が多発する時期でもあります。

安全運転を心がけてゆっくり運転することでドライバーだけでなく、やんばるの森に住むたくさんの生き物たちを守る事につながります。小さな事でも私たち一人一人が意識することでやんばるの森の保全に繋がることを知ってほしいなぁと思います。

構内を散策するヤンバルクイナ
与那フィールドお気に召してくれたでしょうか(写真提供:森林総合研究所九州支所 小高信彦さん)
傷ついている・死んでいる希少種を見つけたときは、やんばる野生生物保護センターへお問合せください。
【やんばる野生生物保護センター】
お電話:0980-50-1025
やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館

白い花々2022年2月10日 (島袋)

気がつくと2月も中旬です。

この時期の沖縄は雨が多いのですが、雨に滴るサクラやツツジもまた趣があって美しいものです。朝の出勤時には鳥たちがさえずり清々しい気持ちで一日が始まります。

とはいえ、先日久しぶりの晴天でうれしくなり与那フィールド構内を散策して白いお花たちを集めてみました。

中でもオキナワシキミのジャスミンのような爽やかな香りとかわいらしい清楚な佇まいに一目ぼれしてしまいました。

私は芳香植物が好きなのでいい香りを漂わせているとホイホイと近づいてしまう習性があります。園芸店でもハーブなど精油の原料となる植物を発見するとつい手にとってお庭のどこに植えるか?と構想が始まります。
まんまと植物たちの戦略にはめられている気がしますが・・・癒しをいただいているので持ちつ持たれつの関係ということで仲良くしたいものです。

白いお花
何種類あるかわかりますか?
シロツメクサ、シラタマカズラ、ハクサンボク、アマミイナモリ、オキナワシキミ、ツルソバ
オキナワシキミ
図鑑で調べると、とくに果実にはアニサチンという猛毒が含まれるとのこと。美しい花には棘があるのですね・・・

ハチウクシー(仕事始めの御願)2022年1月6日 (島袋)

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年は世界自然遺産に登録されたやんばるの森にはたくさんの方が訪れることが想定されます。保全と地域振興の両立には課題もありますが、与那フィールドで行われている様々な研究や調査がその課題解決の成果に繋がる実をたくさんつけるとよいなぁと思っています。

コロナ禍で活動が制限されもどかしい日々が続いていますが、あと少し乗り切りましょう。

みな様にとって健やかで充実した一年になりますように。

ハチウクシー(仕事始めの御願)
顔なじみの工具たちにも新年のごあいさつ
タイワンコウメ
なんとも芳しい梅の香りに包まれて新しい年のスタートです。

菊酒2021年10月18日 (島袋)

10月14日は菊酒(旧暦9月9日)でした。

日ごろのお見守りへの感謝と教職員や山林利用者の安全祈願をしました。

一般的には家族の健康祈願をする行事ですが、山の仕事や大工、運送業に従事している人たちは、この日をティフィサヌウニゲー(手足の御願)といって、仕事のもとになる手足の怪我のないようにと祈願する日でもあるそうです。

今年は調査のため与那フィールドに滞在していた学生3名も参加し暖かい日差しの中で和やかな雰囲気で終えました。

お酒に浮かぶ菊の葉。
久しぶりに食べたタナファクルー。素朴で懐かしくて美味しかったです。

2021年06月10日 (高嶋)

沖縄島北部(やんばる)に世界自然遺産登録勧告が出されました。7月中~下旬に開催されるUNESCOの世界遺産委員会で,正式に登録される見込みです。

与那フィールドも,演習林の約4分の1のエリアが世界遺産候補地に含まれています。日常的に立ち入っているエリアが世界遺産地域となるのは不思議な感覚ですが,大事にしながら教育や研究を推進できたらと思います。

微気象観測タワーからの新緑
3月末の写真ですが,森の生命力を感じる瞬間です。

2021年03月04日 (高嶋)

今年度はコロナの影響でさまざまな制約がありましたが,学生のみなさんの卒論・修論は無事終了したようです。

春休み期間に入りました。
実習も始まっていますが,今年は受講生を複数の組に分けたりしながら,少人数制で実施しています。

「フィールド実習Ⅲ」でのひとコマ
「例年は30人ぐらいでワイワイやっていますが,今年は感染対策に注意を払いながら少人数の組に分けての実施です。

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